優しすぎた彼でした
【復縁】46歳自営業、MYさんより。さみしかったから、そんな自分を支え慰めてくれる存在が欲しかっただけなのです。でもその誰かは彼でなくてもよかったのかもしれない。私は復縁に失敗しました。


1.理由は彼の優しさでした

彼を好きになった理由ですか、それはとても優しい人だったからです。顔は決してイケメンではないのですが、人の好さが顔から滲み出ているような人なのです。





そんな彼は誰に対してもとても親切でした。そして、この優しさこそが彼と別れた理由です。


彼と知り合ったのは知人の紹介です。私より一つ年下、同年代ということもあってか私たちはすぐに意気投合、すんなり交際もスタートしたのです。それからはケンカしたこともありません、なにもかも順調に思えたのです。


でも、彼はとにかく優しいのです、私以外の女性にも。


だから何人もの女性友達がいたのです。それも大っぴらというのかなんの悪気もなく、私に隠そうともしないのです。もちろんストレスもたまりました。でも「友達だよ」と言われれば、こらえるしかありません

2.この男はバカなの

しかし事件は起こりました。彼が女友達と泊りがけの旅行に行ったのです。これにはもうさすがの私も我慢が限界、怒りが頂点に達しました。


彼のことです、間違いはたぶんなかったと思います。でもあまりの無神経さに嫌気もさし別れることにしたんです。でも私が泣きながら別れを口にすると、彼なんて言ったと思います?


「もしぼくに落ち度があったのならあやまるよ」


「もしぼくに」って、やっぱりなんの悪気もないようです。この男はバカなのと思うと怒りや悔しさ、さらに情けなさもごちゃごちゃになって、とても返す言葉が見つかりませんでした。


「もう私には無理」というのが精一杯でした。

3.恋愛ほど残酷なことはありません

彼と別れた後ですか。悩みごとや心配事におそわれるたびに、彼のことを思い出しました。彼に相談したい、慰めてほしいといった切なさに包まれました。





ずいぶん身勝手と思われますか、でもこれが私の本音だったんです。だから私は彼に復縁を申し込みました。プライドなんてどうでもいい、もう一度やり直して欲しい、そんな本音に従ったんです。


そんな私の告白に彼はかなり驚いたようでした。しばらくの間無言が続きましたが「嬉しいよ」と言ってくれたんです。私は心の中で「よかった」と思わずもれました。そしてこの復縁後こそ私の新しい人生のスタートだと光が灯ったのです、・・・が。


「でも・・・無理だ」私は彼の言葉に耳を疑いました。彼にはすでに新しい彼女がいたのです。後でうわさに聞くと私と別れた一カ月後に出来たそうです。私はあきらめるしかなかったのです。


恋愛ほど時に残酷なことはありません。

4.彼と出会えた私は幸せでした

でも、彼とのことがようやく思い出となった今思うこと、それは「別れてよかった」かな。もちろん今思えばのことなのですが。


私はただ自分が辛かったから、さみしかったから、そんな自分を支え慰めてくれる誰かが欲しかっただけなのです。そしてその存在は彼でなくてもよかったのかもしれない。


彼が思い出の中の人になるまでには、長い月日が必要でした。どれだけ辛かったことでしょう。でも時が私を救ってくれました。月並みな言葉ですが私にとってはこれも人生の1ページです。


だから彼を決して忘れることなく、彼と過ごした月日を大切な、大切な思い出として残したかったんです。だから彼に対してお別れのメールを送りました、精一杯の思いを込めて。





これは、私への「けじめ」でもありました。


彼からは「ありがとう、がんばれよ」とメッセージが帰ってきました。本当に優しい彼なんですよ。彼と出会えてよかった、私は幸せです。そして私は今、新しい恋への勇気が湧いています!



スポンサーリンク

あわせてどうぞ!

スポンサーリンク