こんなのありですか
【片思い・告白】41歳会社員MHさんより。私はどんな女性よりも彼のことは理解しているのだから、彼のことを絶対に幸せに出来る。それだけが私の幸せなんだから。5年間の思いを昇華するのはずだったのですが。


1.気楽に話せる友達でした

昔の話です。当時私は25歳で彼も同い年でした。彼は中学校時代の同級生、それからずっと友達でした。





心配事や悩み、よかったこと悪かったこと、なんでも気楽に相談し合える仲でした。そんな彼を恋愛対象として好きになったのは20歳の時でした。


ワンピースを着て同級会に参加した時のことです。「めちゃくちゃ似合う!!可愛いね!」と彼から言われたことがきっかけでした。


彼からこんなことを言われたのは初めてでした。私は女としての自分を認められたような気がしたのです。とてもうれしかったんです。


それからでした。25歳までの5年間、彼への片思いが始まりました。だからといって言葉や態度で表わしたわけではありません。彼との関係に変化もなく仲の良い友達のままでした。


それでも私は変わらず、ずっと彼を思い続けていました。


でも、
彼に彼女が出来た時、
彼が彼女と別れた時、
彼にまた好きな人が出来た時、
彼は私に何でも相談してきました。


私に本音をさらけ出す彼、彼に信用され頼りにされている自分がうれしかった。けど、やっぱり彼は私のことを女として見てはいない、「なんでも話せる友達」としか思っていなんだな。


そう思うと辛かった。

2.今を逃したら絶対後悔するよ

でも彼が好きでした、彼の相談にはいつでも乗りました。彼が誰かとデートする前に、デートコースの下見に付き合わされたこともあったくらいです。


そんな私は、ただのお人よしだったのかもしれません。でも彼と本当にデートしているようで、私は楽しかった。彼と一緒にいるときが幸せだった。


だから空しさもひとしおでした。


そして25歳になった時、彼は何人目かの女性と別れフリーとなりました。私は今がチャンスだ、とわかっていました。でも告白するべきなのか悩みました、勇気がなかったのです。


私は思い切って最近結婚した友人に相談してみたのです。「もう25歳なんだし、今がチャンスなんだから、今を逃したら絶対後悔するよ」と背中を押されようやく決心がつきました。


私はどんな女性よりも彼のことは理解しているのだから、彼のことを絶対に幸せに出来る、そしてそれだけが私の幸せなんだから。


するとその時を待っていたかのように彼から電話が、食事に誘われたのです。きっと幸運の風が吹いているんだ、よしいける!

3.・・・轟沈

私は美容室で髪をセットして、いつも以上にメイクを頑張って、そしてあの時、彼が褒めてくれたワンピースに身を包みました。いつかまた着るために、大切にしまっておいた勝負服です。





彼は私を見るなり「えっ、今日どうしたの?」と笑いながらいじってきたんですよ。いつもと違う私に気づいてくれた彼。雰囲気のあるお店でした。美味しい料理に弾む会話。そして大好きな彼と二人きり。


さあ、5年間の思いを昇華するのは今!
帰り道、私は思い切って告白しました。
でも結果は、
・・・撃沈。


理由ですか・・・。
彼、何と言ったと思います、
私、今でも忘れることが出来ません。


「俺たちさ、友達期間がとにかく長すぎてさ、おまえのこと、女なんだけど、かぁちゃんみたいな存在なんだ・・・」


かぁ・・・って。


これだけじゃないんです。
のんきな顔をして言いいました・・・、


「でもさ、今日もさ、子どもの授業参観みたいな服装だな」


・・・・、
嗚咽、
こんなのありですか。
家に帰って布団にもぐり号泣しました。





運の風などと言って有頂天になっていた私。
勝負服(笑)。
じつはパステルカラーの下着まで新調していた私。
この時に流した涙は、一か月の雨量ほどありました。

4.異性を感じさせない女

あれから15年たちます。彼のことですか、さあ、知りませんね。もう会ってもいませんし声も聞いてはいませんから。


今思うことと言ってもね~。
しかし私は「かぁちゃん」として見られていたとは、ほんと想像すらしていませんでした。


肉体関係ですか、キスすらなかったです。何度も二人きりになったのにね。ええ、私に魅力がなかったと言えばそれまでですが。


まあ、彼にとってみれば私は「その気」を感じさせない女だったのかな。「かあちゃん」にすべてが集約されているような気もします。いつも寄り添ってくれる便利で都合のよい人かな。


ただ彼には悪気なんか何もなかったことはたしかです。ただ私のことを長年にわたりどう思っていたのでしょうかね。





そろそろ結論ですか・・・。じつはこの話、私自身どこに落としどころをもってくればいいのか、正直わかりません。


失恋物語、有頂天になって酔っていた間抜けな私。「お人よしもほどほどに」もそうだし。男女間の友情と恋愛への発展についてもありですね。もちろん「授業参観」などと口にした無神経な彼に対する恨みもあるし。


ホントはもっと言いたいこともあるのです。あの頃のこと、あの日のこと、その後のこと、あれこれ思い浮かべるとこのままダラダラとモヤモヤが沸きあがり収拾がつきません。ちょっとお酒も飲みたくなりました。


中途半端でごめんなさい、これで今日はおしまい。気が向いたらまた投稿します、お話に付き合ってくれてありがとうございました!



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