1.縄張り意識
パーソナルスペース、心理学用語なのですがこれを一言で表せば縄張り意識です。たとえば電車内などでは端の席を選びたくなることもそう、自分の占有スペースを確保したいといった意識が働きませんか。
また横並びになって誰かと歩く場合など、相手との距離を取りたいと思うような時は知らず知らず相手の側の手に荷物を持ったりするようです。
だから逆に好意を持つ相手が隣にいれば、間に荷物などを挟むことも少なくなるわけです。
また、パーソナルスペースとは対人距離とも言われます。誰かがあなたに近づくことを許容できる限界の距離のことですね。
人間には誰にも身を守るといった本能があるのですが、あなたならどのくらいの距離(近さ)まで許せますか。
2.ほどほどの間合いが必要
もちろんここには個人差もあり、相手との関係や好意・親密度、その時の気分などによって変わるのです。ただ、この距離を計り誤ると不快な思いをさせられたり、思わぬ誤解を招いたりしてしまいます。
この距離を広く取りたがるのは内向的な性格の方に多く見られますが、女性よりも男性に多いといった調査結果もあります。
見知らぬ方に接近されれば誰でも警戒心を抱きます。しかし親しい間柄でも円滑なコミュニケーションを図るためには、ほどほどの間合いも必要なのです。
このパーソナルスペースには前述の通り個人差があるのですが、相手との関係によって以下のように分類されています。
- 密接距離(0~45cm):恋人同士・親子など極めて親しい間柄、スキンシップができる距離。
- 個体距離(45cm~1.2m):友人など、お互い手を延ばせば触れられる距離。
- 社会距離(1.2m~3.5m):ビジネス関係など、面談や商談における机越しの距離。
- 公衆距離(3.5m~):セミナーや演説など、聞く側・話す側との間に必要な距離。
たとえば職場環境の改善として、人との距離考えレイアウトを変更したところパフォーマンスが向上したといった事例もあります。状況に応じた距離を意識してみましょう。
では次に男女におけるパーソナルスペースの違いについてまとめてみます。
3.ポイントは楕円
パーソナルスペースは男性よりも女性の方が広いと言われていますが、女性の場合は比較的視野が広くそのスペースは自分を中心に円を描くようなイメージです。
これに対し男性の場合、前方には広く取られますが、左右や後方に対しては狭いのが特徴です。スペースは楕円であり本人はその中心よりも後方に位置しています。正面から接近される相手に対しては警戒心も高まる反面、左右や後方からに対しては緩むとも言えそうです。
ではこの距離を恋愛にいかに応用すればいいのでしょうか。
個人差もあり一概には言えませんが、彼が普段どのくらいの距離を持って人と接しているのかを見てみることも一つです。
もちろんあなたとの距離もどのくらい取っているのかも。
その距離が少しでも接近すれば親近感も近づいたのではないかと。さきほどの分類から言うのなら個体距離あたりから接近するといった戦法ですね。
それから彼に話しかけるのなら横や後ろからがいいかもしれません、正面からよりも自然に近づけそうですね。
まあ恋愛とは勘違いの連続ですが、ほどよい距離を意識してみることも恋愛のモチベーションを掻き立ててくれるものとしてください。
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