1.なんで同居なの
電話占いに相談した理由は義母が突然「同居したい」と言ってきからです。もちろん想像しただけで無理、絶対に受け入れられません。どうやって断ればいいのか相談したかったからです。
義母が同居を望んだ理由ですか、それが「足腰が弱くなってきているし、色々と手伝ってほしいから」と言うのです。しかしこれには呆れました、ぜんぜん納得が出来ません。
義母は私たちの住む家から車で30分ほどの場所で義父と暮らしています。これといった持病もなく毎日のように近所のお友達と出かけています。義父だってまだ働いているのですよ。
おまけに義母はとても気が強い人です。結婚してから何度もこの人とは合わないと思いました。些細なことに口を出され、どれだけストレスやイライラを抱えたことか。
とにかく絶対に無理な話です。いくら親族とはいっても、それなりの距離を保ちながら付き合っているのですから。
2.当てにならない間抜けな夫
困った私はまず夫に相談したのですが「なんとか仲よくやってはくれんか」などと間抜けなことを言う始末。
一緒になってはじめてわかったのですが、この男は義母には強くは言えないどころか、面と向かうとろくに話もできないのです。もう情けないったらありゃしません。
その後何度もせかしても、夫はまったく動いてはくれません。追い詰められ精神的に参ってしまった私はパニックに。不眠症となり食欲もなくなりすっかり体調を崩してしまいました。
このままでは私がおかしくなってしまう。そこで占いに頼ったのは今まで何度か悩みを解決していただいた先生がいるからです。
この先生はタロット占いの使い手で鑑定歴も20年以上になるベテランです、この先生とはもう長い付き合いになりました。
鑑定料は1分350円なので30分間の相談で1万円くらいかかります。
久しぶりに連絡をすると先生は私のことをよく覚えておいてくれました。しっかりとした相談相手がいることは本当に心強いことです。
3.いい人になっても損をするだけよ
私はさっそく同居話でヘトヘトになっていることを話すと、先生はまず私と義母との相性から見てくれました。
しかしこれが驚きだったのです。なんと私と義母との相性は「とてもいい」と出たからです。本音で話せばとても共感が得やすい仲であると言われました。
そして義母とうまく付き合っていくためとして、
「お義母さんはあなたの家庭を、息子の家庭と見ています。すべて息子可愛さから、孫可愛さから、良かれと思ってつい口を出したくなるのです」
と言ってから、
「距離を開けることも大事、でも思ったことはズバッと言ったほうがいい」
「特にあなた達はとても相性がいい、だから安心して話してもいい」
と励ましてくれました。
義母のような人はあいまいなことや、その場しのぎのようなことを言われるとカチンとくるそうなのです。むしろ歯に衣着せないで言ってやった方が、話も伝わりやすいはずなのだとか。
このあたりは、もちろん人にもよるのでしょうが。なるほどそんな一面もあるかもしれないと思いました。
義母の愚痴や小言には今まで黙って「そうですね」と無理やり相槌を打っていたのですが、こういった態度が逆に癪にさわっていたのかもしれません。
「いい人になっても損をするだけよ」
先生はやさしくアドバイスしてくれました。
「本音で話して、でもそれで関係に亀裂が入ったのなら、あなたも自分を貫けばいいだけです」
そうか、そうですね。私は勇気をもらいました。
4.同居を諦めさせる方法とは
そして、次に同居話なのですが。先生はしばらく無言でした、たぶんカードを並べていたのでしょう。そしてこう言ったのです。
「同居を望んでいるのはあなたの両親も同じです、違いますか」
これまた意外でした。私の親からは同居など、今まで一度も言われたことはなかったのですから。しかし、これには私も考えさせられました。
それからさらにアドバイスをいくつかいただきました。そして時間も1時間になったころ同居を諦めさせる方法として特に次の二つを言われました。
まずはハッキリと断ること。遠回しな言い方でなくあなたの本音をストレートに伝えればよい。そして実は自分の親も同居を望んでいる、でも私は同じ理由で断ったことを話してみること、以上です。
そして伝えるにはこの日がいい、と日にちまで指定していただいたのです。
5.一件落着とはいえないかも
そしてその当日、思い切って義母に話してみたのですが・・・。やっぱり納得はしてもらえませんでした。しかしその後何度か話し合ってみると「じゃあしかたないね」と折れてくれました。
たしかに性格からか言い方にはトゲがありイラっとさせられますが、義母には表裏がありません。ストレートに話せば意外なほど話の分かる人なんだと見直してしまったくらいです。
先生の言う通り私と義母は案外相性がいいのかもしれません。そんなわけで同居問題は一件落着、私もホッとしたところです。
しかし先生にも言われましたが私にも親がいるわけだし。この問題は「先送り」にしただけかもしれません。いずれまた真剣に考えなければならない時が来るのかもしれません。
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