あんな女と結婚してはいけない
【占術不明】36歳看護師、ゆみこさんより。好きな人がいたんです、でも2013年には絶対に結婚してはいけないと念を押されたのです。なぜ、警告を無視した私が悪かったのでしょうか。


1.聞きたかったのはこの先の恋愛運でした

もう何年も前の話です。職場の同僚と一緒にある神社を訪れた帰り、路上で営業されていた占い師さんに二人で見てもらいました。





この占い師さんのことは二人ともうわさで聞いており、場所がまた神社のそばなので「当たりそう!」と思ったのです。この神社に行ったのは占いが目的でした。


私が聞きたかったのはこの先の恋愛運でした、当時好きな方がいたのです。私はその方と付き合うことができ、やがて彼こそが結婚相手になるのでしょうか。また、もし結婚が無理ならば新しい誰かとの出会いが待っているのでしょうか。


まあ、そんなありふれたことですね。


占い師はお寺のお坊さんのような恰好をしていました。料金はもう覚えていませんがたしか数千円だったと思います。挨拶を済ませるとさっそく鑑定開始となったのですが、まず占い師は私と好きだった彼の生年月日を聞くとこうお話しくださいました。

2.鑑定結果に大満足!積極的になれました

「あなたが今思いを寄せている彼とはゆくゆくお付き合いが始まります。そして、結婚することになります。ただし、結婚するのなら2013年だけは絶対に避けるように、絶対にです、忘れないでください」


2013年など先の話です。私はただ好意を寄せていた彼とお付き合いが始まり、そしてその彼と結ばれる!そんな未来を聞かされたのです。心に灯りがともりました、だから2013年など、どうでもよいことだったのでした。


鑑定料金は決まっていても鑑定時間は特別決まっていなかったと思います、聞きたいことにはなんでも占ってもらえるような流れでした。一緒の同僚も恋愛だけではなく仕事のことなども含めいろんなことを聞いていました。


彼と結婚できるんだ!何の根拠もない話ではありますが、夢は現実的な目標のようなものになったのです。「がんばれば手が届くかもしれない」だからそれからはもう、彼に対して押せ押せで迫ったのでした。

3.29歳、当時の私はあせっていたのです

そして私たちはお付き合いが始まり、年が明けると結婚を意識するようになりました。ただこの年がまさに2013年、占い師から「絶対に避けるべき」と念を押されていた年だったのです。


でも当時の私はあせっていたのです。友人だけではありません、私よりも下の世代が次々と結婚していくといった現実があったのですから。それに29歳になる私です。


20代のうちに結婚したかったんです。


だから「別に気にすることはなし!」と流れに身を任せるように2013年に結婚式を挙げることになりました。





ここから私の人生の歯車が狂い始めてしまったようです。

4.いったい私が何をしたのでしょう

式の日程が決まったころからです、彼の祖母にあたる方が、まだ一回もお会いしたこともないのに、私のことを悪く言うのです。結婚はしてはいけない、あんな女と一緒になるとタカ(夫の愛称)が苦労すると言いふらしているのです。


ずいぶんな話ではないですか。


結婚後も叔母はなにかと絡みつくのです、いきなり夫と暮らす部屋に押しかけてきては掃除や片づけのチェックを始めたり、些細なことに難クセをつけては私に辛辣な言葉を浴びせかけます。


夫にいくら言ってもダメ、叔母には逆らえないのかだんまりをきめています。


私もいつまでも我慢できません、やがて夫との関係もギクシャクし始めました。また親戚から私に向けられる目も叔母の影響からか、冷ややかなものでした。そんな親戚づきあいが嫌で嫌で、集まりがあると聞くだけで憂鬱で本当にしんどい思いでいっぱいになります。


いったい私が何をしたのでしょう。





その後子供ができたり、マイホームを構えることもできました。


世間から見れば幸せな人生となるのでしょう、でも夫との溝は修復ができないほど深いものになってしまいました、子供も言うことを聞きません。

5.叔母が憎い、私は悔しいんです

毎日のように理不尽な思いにのたうち回っています、そんな時に浮かんでくるのは「2013年」です。だったら式を2014年に挙げていたらどうだったの?比較なんかできませんよね。何年に結婚してもこんな運命が私を待っていたのかもしれません。


叔母が憎い、私は悔しいんです。


本当はここで、もっともっと私の愚痴を聞いてもらいたかったのですが・・・。


ただ今思うこと、それはせめてあの時「なんで2013年ではいけないのですか」といった質問をしておくべきでした。


今はただそれだけを悔やんでいます。


もう占いなど二度としてもらいたくはありません。



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