根拠のないものは信じない主義なのです
【霊感霊視】29歳自営業、たけこさんより。説明できない力なんて無い、当たる仕組みを解明してやる!と勢いよく乗り込んだ私でした。でも1時間の鑑定が終わると占いに対する偏見も消えていました。


1.占いなんて心理学やデーターの応用なんです

私は理系女子、根拠のないものは信じない主義なのです。バーナム効果やコールドリーディングって聞いたことがありませんか、占いなんてどうせ心理学やデーターの応用なんです。





でも私、霊感とか神秘じゃなく、人を錯覚させるテクニックに興味津々で。だから、話のタネに私自身が体験してみても悪くはないわと思ったのが始まりでした。


目的地は高輪、駅を出るとほぼ正面にあるビルの中。ほう、ここか。方向音痴の私でも迷うことなく一安心。本音を言えばぜんぜん期待などしていなかった私ですが「説明できない力なんて無い、当たる仕組みを解明してやる!」と大きく深呼吸をしてから乗り込みました。


チャイムを押しドアが開かれると上品なおばさんが出迎えてくれました。テキパキしてクールな感じでした。入ると廊下が待合室を兼ねているようで椅子が二つ三つ並んでいました。家には独特の匂いがありますね、こもったような空気の中にわずかに柑橘系の香りが漂っていました。

2.癒しのオーラはすごいものでした

そして奥が鑑定ルームのようです、私は予約をしていたのですが15分ほど待たされるとようやく案内をされました。そして中にはなんと、キレイな目をした占い師が座っていたんです。


それを目にしてまずびっくり、というのもさっきのおばさんが奥さんで、だから占い師さんは旦那さんだと思っていたのですから。


するとおばさんは、雇われの方かもしれませんね。そんなどうでもよいことがまず胸をよぎりました。


しかしさすが占い師さん、第一印象ですね、癒しのオーラはすごいものでした。私が占い師に対して持っていたイメージは「ズケズケ感」、だからこんな優しそうな方でいいのかな、などとも思いました。

3.ヒントを与えたら負けだ!って思ったから

あいさつが済むと紙を渡され私だけでなく両親や兄弟の本名・生年月日・住所などを記入させられました。で、「今日はどんなお話を?」って聞かれたんです。ここで私、本来のひねくれた自分が顔を出したんです。





ヒントを与えたら負けだ!って思ったから、「今の私とか、今後の人生かな」ってものすごくザックリした事を投げかけてやったんです。


「そうですか、まぁ見ていきましょうね」と言うと、占い師さんはさっき私が記入した紙を手に取るとじっと見つめました、霊感霊視と聞いていたのですがいよいよ鑑定開始ですね。


でも、5分経って10分経っても沈黙が続きます。正直、その間私どこを見ていればいいか戸惑ったくらいです。そして15分くらいした頃かしら、先生がやっと口を開いたのです。

3.なんで知ってるんですか!?

先生「先月の、えっと、○日からかしら、胃、かな?具合すごく悪いでしょう」
私「なんで知ってるんですか!?」
先生「あと○日から、相当悩んでいるみたいだけど。こちらは心配なし、今月の21日には解決するから」
私「なんで知ってるんですか!?」
先生「これか、今住んでいるスポットが原因かな、精神的に追い込まれる土地なんです。引っ越してからでしょ、何となく鬱っぽかったり、嫌だなぁってふさぎ込んだり、どう?」
私「・・・・・・、あ、まあそうですが」


そもそも女は無意味に葛藤する生き物だから、すごく落ち込んでしまう事だってあるんです。でも私が引っ越しをしたことをなぜ知っているのしょう。


家賃が安い分なのか日当たりは最悪です、セロトニン分泌が以前よりも減ったから落ち込みやすくなっただけかもしれないし・・・。すごいとは思ったけど、この私の性格です、どうも素直に聞くことができないのですよ。

4.やっぱりズケズケなんだ

また今後の人生と言えば結婚ですね、この結婚については


「まったくその気配が見えません」


と一蹴されました。癒しとか思ったどやっぱりズケズケなんだ(笑)。


きっと私の質問があいまいなものだったからでしょう、占い師は何を根拠にされたのか、思いつくままをまるで堰を切ったように話し始めました、いや・・・違うな、「唱え始めました」といった方があっているかもしれません。


「頭の悪い人が嫌い」
「勝手に一人で進んでいくので回りからは放っておいた方が無難といった目で見られている」
「過去をうやむやにしていませんか?」
「発想力は豊か、でも肝心のツメがどこか甘い、後悔ばかりがむなしく残る・・・」





「水場の乱れは心の乱れ、心をデトックスしたければまずはお掃除をしましょう」
「それからいつまでも三文判を使っていたらダメ、しっかりとしたハンコをつくるとよい風が吹きます」
「贅沢さえしなければお金に困ることはないでしょう、でもこの先3年間は親兄弟かな、身内に振り回されるかもしれません」


私は適当に「はい」とか「ええ」と返事を返しながら聞いていました。


こんな感じで約1時間が過ぎ占いは終了したのです。そういえば途中、お茶と一緒に「うなぎパイ」をいただきました、静岡県と関係のある方なのでしょうか。

5.占いに対する偏見は改めました

感想ですか・・・。勢いよく乗り込んだつもりでした、解明してやる!とも言ってましたが・・・。ただいざ本番となるとそう簡単にはいきませんでした。これといった質問もできませんでしたし。


えっ、ツメが甘いんですか(笑)。現在や過去については「なるほど」と思えることもあったのですが、この先のことを聞かされてもまるで他人事のようで。


でも、いい経験にはなりましたよ~。それから私、占い師さんには偏見というか悪いイメージばかり抱いていたのですが、これは改めました。「親身になってアドバイスしてくれる」そんな気持ちが伝わってくるんですから。


そうですね、占いとは興味本位で訪ねるようなところではないし、当たる当たらないではないんですね。
「どうしたらよいかを聞いてみる」
これが占いの上手な利用方法かもしれません。



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