惰性の付き合いはイヤ
【告白】34歳会社員、ヨハネさんより。友達以上のことを君としたい、彼の方から決定的なひとことを口にさせた私。慎重なすり合わせを行ってきた私の作戦勝ちだったと思っています!


1.たくましい骨格で筋肉質でした

私が大学生2年生の時の話です。彼は2歳年上、同じ大学で同じ学部の学生でした。





2年生までに単位をほとんど取りつくすつもりだった私は、大学の英語特別夏期講習に参加したのですが、彼もその講習に参加していたのでした。


語学レベルが違ったので組は違いましたが、そもそも講習に参加している人が少なかったので、参加した人同士の仲間意識がかなり強くなり、そのうちお昼休みや講習の後にご飯に行ったりするようになりました。


高校時代野球部で活躍していたという彼は見るからにスポーツマン、たくましい骨格で筋肉質でした。少しギャル男っぽい服装でしたが、体つきが良いので着こなしていてとてもかっこよかったです。


当時マッチョな人が好みだった私は、初めて会った時から彼と付き合いたいな~と思っていました。

2.なんとなく続いているんだな

でも彼には当時付き合っている彼女が彼と同じバイト先にいたのです。ただ彼と彼女との関係は「惰性で付き合っている」といったものでした。
どうなの?と聞くと、
「別れる理由もない、付き合い続ける理由もないんだな、なんとなく続いているんだな」と彼はよく言っていました。


これは脈がある!なんとか彼をものにしたい私です。そこで、彼とは友人の一線を越えない程度に留めつつも、何とか彼との仲をじっくりと詰めていく作戦を取りました。


私は服装を少しギャル寄りにしました。彼と服のブランドの話が合うようにし、彼の好きなジャンルの書籍を読み、私の方が英語ができたので2人で勉強をする回数も増やしていきました。


そして2カ月が経った時、彼はバイト先の女と別れたことを教えてくれました。


チャンス到来!でもここであせってはいけません。

3.勝負下着、勝負服、化粧もばっちりで

私はさらに1カ月間をかけ、彼との

  • 相性
  • 好み
  • 価値観

をトロ火で煮込むがごとく、慎重にすり合わせて行ったのです。


何気ない会話の中にも彼の表情やしぐさを冷静に分析する。普通を装いながらのことなので、それは神経を使いました。でもやりがいのあることでした。





そんな私たちは親密な気配をムンムンと発していたのでしょう。回りからも「付き合ってるのかと思った」と言われたほどでした。


彼も私になびいている。そんなことは充分承知していたのですが、バイト先の女は「自ら告白して彼と付き合い始めたこと」を私は彼から聞き出していたのです。


私も同じことをすれば同じ「惰性の付き合い」が待っている。惰性の付き合いなどしたくない。


だから彼から「付き合って欲しい」と言わせるまでジリジリ待つ、ここで私はグッと腰を落とします。大詰めが近づいてきたのでした。


そして、彼から「一緒に勉強したいからさ」と部屋に誘われたのでした。これは!この時を待っていた私は、勝負下着、勝負服、化粧もばっちりで乗り込みました(笑)。

4.結婚してパパとなった彼

で、夜も更けた頃、彼から「友達以上のことを君としたい」と言わせました。そして「好きだから」と言わせ、関係を持ち・・・、晴れて私は彼を射止めたのでした。


プライドが高くいまいち煮え切らない彼でした。そんな彼の方から決定的なひとことを口にさせた私、作戦勝ちだったと思っています(笑)!




その後ですか・・・。彼とは10年ちかくでしょうか、付かず離れずといった関係が続きました。でもお互い社会に出て、公務員となった彼とはスレ違いも多くなりまして。


結局はさっぱりとお別れしました。


今では結婚してパパとなった彼、もうお会いすることもないでしょう。でも彼と過ごした日々は消えることはありません、いつまでも。



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