【1】光の中とは別の世界
1-1.月の魔力
「月の魔力(著者: アーノルド・L. リーバー)」という本があります。月はその引力により潮汐(満潮・干潮)を引き起こしますが、私たち人間もその体の中では「満ち引き」が起きているのではないか。
そしてこの「生物的な潮汐」こそ人間の行動と感情の鍵、そしてこのリズムを通して私たちの体は宇宙と結びついている。
このような壮大な理論が展開され、やがて月と人間の行動や感情との関連、そして「月の魔力」をつきとめていくといった内容です。
この本は発売当初話題を呼びました、ただ月にまつわる神話や言い伝えは世界各地に見られます。ギリシャ神話では月の女神はセレネ、ローマ神話ではルナ。月を見て涙ぐんでいたのはかぐや姫でした。
また、月が動植物や私たち人間に深い影響を及ぼすことは、はるか昔より知られていたことですね。
1-2.月のリズムに支配されて
私たち人間も自然界の一部です、たぶんあなたも風や光、月や星から感情や行動に影響を及ぼす「計り知れない何か」を受けていると感じてはいませんか。
- 満月の時は出血の量が多く外科手術は避ける。
- 引き潮の時に人は息を引き取りやすい。
- 満月の夜に見た夢は忘れない。
- 満月に合わせるかのように運命が変わることがある。
こんな話を聞いたことがありませんか。
では星占いにおいて月の意味することはなんでしょう、
- 女性や母なるもの
- 感情や精神、無意識
- 時の流れ
- 遠い昔の思い出
などでしょうか。 この月の持つ不思議な力を意識する、そのためにはまず基礎となるとなるのが月のサイクル、まず「月の満ち欠け」を知っておきましょう。 といったサイクルを繰り返します。 とも言えます。 月が地球と太陽の間に来た時、この時の月を朔(さく)もしくは新月といいます。旧暦における第一日目、ついたちのことです。 これから満ちてゆく月、体内にも活気やヤル気が満ちてきます。食欲も旺盛になることでしょう、パワーが必要なことならこの時期に始めるのがベスト。 月は太陽の光を反射して鮮やかに光り輝きます。この時の月を望(ぼう)ともいいます。望は希望、欲望、信望なども意味します、満月にはそれらを成就させるパワーがあります。 満月を過ぎ再び新月の向かう中間に出る月、深夜を過ぎると見られる月ですが夜が明けても残る月、別名は有明の月。この月は物事を弱める、減らすといった力を放ちます。 上弦の月と下弦の月、見た目は同じでも「満ちていく月と欠けていく月」でありその意味も正反対となるのです。こういった月の姿(フェイス)を月齢といいます。 スポンサーリンク スポンサーリンク
そして、女性の身体こそ「月のリズム」に支配されています。
月の満ち欠け(月齢)の周期は約29.5日、月経周期の平均も同じですね。肌のターンオーバーのサイクルとも同じです。妊娠期間から誕生予定日も月のサイクルに基づき推測されます。
また出産の予定の月、産み月のことを臨月ともいいますね。妊娠するとお腹が膨らみますが月の満ち欠けに重なります。
夜抱く感情は昼間とはまた違ったもの、昼間とは違う生活の始まりです、月明かりのもとで綴った思いを朝日の中で読み返してみれば、赤面するのはなぜでしょう。
月の世界の出来事は太陽放つ光の中とは別の世界。幻想的な月、計り知れない何かがあるとは思いませんか。
【2】月の満ち欠けはなぜおこる
2-1.地球と月と太陽の位置関係
月は地球の周りを約29.5日かけて一周します、月が夜輝いている理由は太陽の光を反射しているからです。そして月が満ちたり欠けたりするのは、地球と月と太陽の位置関係で決まります。
月は上図のように
↓
上弦の月
↓
満 月
↓
下弦の月
↓
新月に戻る
地球から見たとき、月と太陽が同じ方向にあると新月(見えない)となり、反対の方向にあると満月になります。満月は太陽が西に沈むのと入れ替わりに東の空に昇ります。
したがって大ざっぱに見れば、
ではでは、この月の満ち欠けのリズムをどう捉え、いかに開運に活かせばいいのでしょうか。
【3】月で開運する
3-1.新月は浄化
満月から新月へ向かうに当たり、月そのはパワーを徐々に手放していきます。だからこの日こそ、身体の浄化や解毒に最も適した日。何かを手放すのもこのタイミングを選ぶのがよしです。
またデトックスを目的にプチ断食を。月光浴、半身浴やエクササイズで思い切り汗をかくのもいいでしょう。浄化はあなたに余裕をもたらせます。ただエネルギーや血も不足しがちです、体調管理には要注意。
新月はスタートの日です、新しい目標へのチャレンジや大きな決断を下してみる。また新月には再生といった意味もあります。ここで心機一転、リセットをするのもいいでしょう。
3-2.上弦の月はみなぎるチカラ
またこの時期は情報や知識の吸収にもよしです。満月に向かいみなぎるチカラがあなたを後押ししてくれます、大丈夫です!自信をもって前向きに。
ただし食べすぎには要注意、ダイエットには苦戦します。仕事や私生活においてもオーバーワークになりがちです。日中はアクティブに、そして夜はリラックス。この時期はこのメリハリが前進へのカギです。
3-3.満月!成就
満月は新月から十五夜(日)後に当たりますが、十三夜から十七夜くらいまではほぼ満月といってもいいでしょう。新月に誓った願いや新たなチャレンジ、ここで一度振り返ってください。達成・反省・修正、ここでのポイントは感謝の心です。
満月になると新月とは逆に不足していたエネルギーや血が満ちたります。感情の起伏がやや激しくなるかもしれません。しかしこの時期については満ちた月に身を任せてみることも、無理に自分を抑える必要はないのでは。
3-4.下弦の月は生まれ変わっていく力
身体でいうと解毒、浄化、固定といった作用が徐々に高まっていく、だからダイエットをスタートさせるのならこの時期がベストなのです。
来る新月に向けて「引き際」を意識してもよいのでは。しぼんでいく月は一見さみしさを覚えます、でもこれは新月に向かって生まれ変わっていく月です。失うことによって開く扉もあるのです。
月に今の気持ちを重ねてみたいのなら、ぜひこの時期を選んでください。
【4】運命を好転させる一つのカギに
4-1.月の姿
そしてここから発せられるエネルギーの波、つまり自然の波にうまく乗ることがあなたの運命を好転させる一つのカギともなるわけです。
満月の晩、この日は最も性的にも昂る日です。こんな夜、欲望にそそのかされ意外な男と関係を持ってしまう。そしてそれが引き金となり運命の岐路に立たされて・・・。
月はとても優しいもの、しかし時に人を狂わせ迷わせるもの。今日から月を見る目が変わるような気がしませんか。
あわせてどうぞ!