1.会社の先輩に片思いをしていました
私が20代前半の時の話です。同じ会社の先輩に片思いをしたのです。先輩と出会ったのは私が新卒で入社した時なので、22歳の頃。先輩は私よりも2歳年上でした。
私と先輩は働いている部署は全く違うものの、仕事の関係で関わることが多くありました。まだ入社したてで何もわからなかった私でした。そんな私にとって先輩はとても頼りになる存在でした。
「分からないことは何でも聞いて」とか「うまくいってる」など何かと声を掛けられていただいたことがどれだけうれしかったことか。
また同じ部署に先輩と同期入社の方がいたのですが、先輩ととても仲が良く仕事中もよく私の席の後ろのソファーに座っては雑談や世間話をしていました。
そしてそばに座っている私にもよく話を振られたりして、自然と先輩と言葉を交わす機会も増えていきました。
そんな日々を過ごしていくにつれ、いつも優しくて仕事上でも頼れる先輩のことが好きになってしまったのです。
2.私なんか眼中にないんだろうな
ただ、先輩の周りにはいつも多くの女性がいました。先輩と同期入社の方が特に多かったです。同期同士が集まって飲みに行く機会も多いのか、非常に仲がよい雰囲気でした。しかも、みんなキレイ系な女性ばかりです。
私から見ると、そのキレイな女性の誰かと先輩が恋愛関係になってもおかしくはないようなものに映りました。。
私はおとなしめというより、地味と言った方が良い感じ。女性社員たちに囲まれている先輩にとっては、私なんか眼中にないんだろうな、きっと無理なんだ・・・と考えていました。
その後私はある事情のため会社を辞め、実家へと戻らなくてはならなくなりました。
先輩への思いや未練は深まるばかりです。退職するにあたって告白をしようかと思ったのですが、結局何も言えませんでした。
3.もうこれ以上後悔はしたくない
きっと先輩は私のことをただの後輩にしか思っていない、と思っていたから。いやそうでも思わないと、心の整理が出来なかったのです。
言えなかった言葉を繰り返しすごく後悔しました。せめて一緒に働けて良かった、ありがとうという思いだけでもよかったじゃないか。友達にも愚痴をよく言っていました。
そんな私を見かねてか、友人の一人が先輩の仕事用のメアドに連絡をしたらとアドバイスをしてくれたのです。
仕事用のメアドなのでアドレスはわかってはいたのですが。職場のメアドにプライベートな連絡をするのはどうなんだろう・・・。
でも「もうこれ以上後悔はしたくない」と、勇気を持って送ってみました。すると、しばらくして先輩から返信があったのです。
先輩はプライベートのアドレスを教えてくれました。
そしてお互いに連絡を取り合うような関係になりました。
先輩との距離も一気に近づきました。
4.先輩は私の彼になったのです
やがて二人で会うことになり、何度もデートを重ねました。
そして私は先輩から告白されたんです。先輩は私の彼になったのです。
「持つべきものは友」まさにその通り。友人のアドバイスに従って連絡を取ってみて本当に正解でした。自分だけだったら、後悔ばかりして絶対に進むことができなかったと思います。
一歩動けば新しい扉は開くんだ、大げさかもしれませんがこの時身に染みてわかりました。何かを変えたいのなら、まず自分が変わること。行動に移す努力をすべきなんですね。
勇気がなくて行動できない気持ちは私もすごくわかります。むしろそれが普通なのかもしれません。
だから、ここ一番の時ほど「あきらめてはいけない」のです。
たとえフラれてもも一歩踏み出したことに価値があるのです。それは、次の恋への階段を一つ昇ったことなのだから。
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