路上占い師のおじいちゃん
【占い】35歳パート、CNさんより。30分3000円で悩みが解決するのなら、不幸な人などこの世から無くなるはず。占いなんかあてにせず人生は自分で切り開いていくしかない!のです。そんな当たり前のお話です。


1.彼氏との仲がギクシャクして

私がまだ20代、それも前半の頃のお話です。女友達と遊びに街へ出かけたのですが、駅前をふらついていると占い師さんがポツンと座っていました。路上鑑定ですね。でも通行人は占いになど無関心なのか皆その前を素通りしていきます。





私も占いになどぜんぜん興味がなかったのですが、でもこの時はみょうに気になったのです。というのも、彼との仲が上手くいかず思い悩んでいたからかもしれません。


だから「彼とのこの先を占ってもらおうか」そう思った私は思い切って鑑定をお願いすることに。友人と一緒だったこともあり心強かったこともありました。でも一緒にいた彼女は「見るだけにする」と言ってとなりで見ることにしました。

2.あなたの婚期は3回あるな

その占い師さんは「ワシは占い師です」といった独特の風貌や威圧感もなく、どこにでもいるような白髪混じりのおじいちゃんでした。ただ自分のことをパパと呼んでいました。鑑定料金は30分3000円と60分6000円のどちらか、私は30分を選びました。


占ってもらったのはさっき言った通りギクシャクしていた彼とのこと、そして私の結婚運についてです。占い師は私の話を一通り聞き終わると「左手を出しなさい」と言い、私の手相を虫眼鏡を使ってチェックし始めました。


そして一通り見終わるとこんなことを言いました。


「あなたの婚期は3回あるな。1回目は20代後半、そして30代前半に30代後半よ。今の彼とも上手くいくし、また新しい出会いもある。どんな人を選んでも上手くいくな。今後、あなたと相性の良い男性の名前のイニシャルはK・A・T・Mと出た」


えっ感想ですか、なんですかこれ3000円も払ったのに。ただこの話、損しただけではなく続きがあるんですよ。

3.パパに左手を見せなさい

それから数日後のことです。同じ友人とまた駅前に出かけたのですが、彼女も占ってもらいたいと言うのです。この前占ったもらった私を見て、こんどは私も!と思ったそうなのです。そして私たちはおじいちゃんのいる交差点の先に向かいました。


するといました、いました。この前と同じ服装、相変わらずヒマそうです。





しかしこのおじいちゃん、いつからここで仕事をしているのでしょうか。私自身よく歩く通りなのですが、今までぜんぜん見た記憶がありません。でも最近から始めたといった印象もないのです。たぶんどうでもいい風景の一部だったのかもしれませんね。


ただ人気がないことは確かでしょう。そして彼女の鑑定が始まったのですが。こんどは私がとなりで見る番です。


彼女には当時付き合っている彼氏はいなかったのですが、私と同じようにこの先の結婚運や出会いについて聞いてみたのです。すると占い師はまず「パパに左手を見せなさい」と言うと私の時と同じように彼女の手相を覗き込みました。


そして、何と言ったと思います?

4.今でもこの時の話で盛り上がります

「あなたの婚期は3回あるな。1回目は20代後半、そして30代前半に30代後半よ。新しい出会いがあると出た。どんな人を選んでも上手くいくな。今後、あなたと相性の良い男性の名前のイニシャルはS・T・A・Dと出た」


イニシャルだけが唯一違いますね(笑)。その口調も私の時と同じ、もったいぶったものでした。


このおじいちゃん、つい先日に私を占ったことも隣に彼女がいたことも、まったく覚えてはいない様子でした。占いが終わりその場を離れると二人で大爆笑をしてしまいました。


まあ私たちはこの自称占い師のウサン臭さというかインチキさを身をもって体験できたわけです。今でも会うとこの時の話で盛り上がります。そういった意味ではいい思いでとも言えるのですが。

5.信じた自分が悪いのですか

でも、占い師ってしょせんこんなものなんでしょうか。世の中にはその悩みの深さから、本当にワラにもすがる思いで占いを頼る方だっているんです。そう思うと、このおじいちゃんはね・・・。





やっぱり信じた自分が、だまされた自分が悪いのでしょうか。どう思います?だいたいこの私だって・・・。あれよあれよ30代後半に突入した今、結婚はおろか出会いすらないんですよ。


K・A・T・Mのイニシャルの人は何人もいたのに(笑)。


そろそろ結論ですね。30分3000円で悩みが解決するのなら、不幸な人なんかたぶんこの世から無くなるはず。占いなんかあてにせず自分の人生は自分で切り開いていくしかない!のです。そう、そんな当たり前のお話でした。



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