1.私たちが別れた理由
私と彼の出会いは中学生の時、同じクラスになったことでした。彼は女子にモテモテで優しく、賢く、男女ともに人気のある人でした。気さくに話しかけてくれる性格で、真面目な一面もあるのですが、少し不良ぶった感じもありました。
甘えるのも得意、母性本能をくすぐられるようなタイプです。そのため、頼られると何でもしてあげたくなり、次第に好きなってしまいました。
そんな彼とは中学3年から高校3年までお付き合いをしました。でもお互いに頑固な性格なので、些細なことで喧嘩をしてばかり。そしていつも「別れる・別れない」と意地の張り合い。でも結局は私が謝って仲直りを繰り返すといったパターンが続いていたのです。
でも、いつものように彼のほうから「もう別れたい」と言われたとき、私「わかった、別れる」と言ってしまったのです。そしてそのまま本当に別れてしまった、これが私たちの別れた理由です。あっけない話ですね。
2.好きだったら態度で表わさなければダメ
でも彼のことは好きでした、だからそれからはずっと片想いが続きました。思い切ってやり直したいと告白したこともありましたが、「もう終わったことだから。友達にしか見れない」とフラれ続けていたのです。
私も若かったし、彼だけが男ではありません。もう忘れよう、もう彼のことは諦めようと他の人と付き合うこともありました。でもやっぱり、新しい彼を元彼と比べてしまうとしっくりこないのです。
彼といたときのように本音をさらすこともできなかったので、どこか気も休まりません、どこか偽っているような「うしろめたさ」がずっとありました。やっぱり私は彼じゃないとダメだな、忘れるどころか彼に対する未練や思いは深まるばかりです。
こんな時は「自分から連絡をしたら絶対にダメ」などという人もいますが私は違うと思います。好きだったら態度で表わさなければ、気持ちが伝わるわけがありません。そう思いませんか。
3.彼の心が動いたのはこのときでした
それから私は積極的になりました。週に1回は〇〇行かない?とか、彼の好きそうな映画を見つければ〇〇見た?とか連絡をして。彼からの返信が途切れない限り連絡は続けていましたよ。やがて友達として彼と月に2回は会うようになりました。
もちろんすぐに復縁できたわけではありません。もう何年も友達状態が続いていたのですから。でもある出来事をきっかけに状況は一気に変わったのです。
それは私の入院でした。
思い病気に罹ってしまったのでした。手術をするまで絶対安静、仕事も休職、回復しても社会復帰は不安なものだったのです。私は彼に状況を説明しました。ずっと片思いをしてきたけどしばらく会えないこともお話ししました。彼の心が動いたのはこのときでした。
「しばらく会えない」と言われたことが「もう会えなくなるかも」と思ったのだとか。そうなると、私を失いたくない「男として私を守らなきゃ」といった思いが急に押し寄せてきたそうです。
4.運の波は必ずやってきます
それから彼は毎日のように私のそばにいてくれました。ベッドの隣の小さな椅子に座った彼。いろんなことを話しました、今までのこと、そしてこれからのこと。なにせお互い同級生で中学の時からの長~い付き合いなんですから。
私にはやっぱり彼しかいないんです、彼のそばにいることが私の一番の幸せなんです。「病は気から」とはよく言ったものですね、お医者さんも驚くくらいの速さで私は元気を取り戻して行ったのです。早く退院して彼との人生を始めたかったから。
退院後、私たちは結婚しました。
こうして今元気で毎日過ごしていられるのも主人のおかげです。そして、もうじき私たちの子供が生まれるんですよ!
最後にメッセージですか、そうですね・・・・運の波は必ずやってきます、だからそれを見逃さないためにも「幸せになる努力をしてください」でしょうか。
未来に希望を持ってくださいね!
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