五分と五分
【タロット】42歳会社員、かなこさんより。こうなったら別の占い師にもう一回占ってもらおう、同じ結果が出たら腹をくくればいい。こうしてさらに深みにはまってしまいました。


1.占いの世話になってみるか!

もともと占いなど、まったくといっていいほど興味がありませんでした。めざましテレビを毎朝見ているので、今日の星座がよかったら「ラッキーじゃん」と思うくらいでした。





そんな私がなぜ占いに頼ってみたのか、姉から聞いた話がきっかけでした。


今では離れて暮らしていますが子供のころからわたしたち姉妹は仲がよく、今でもなにかと近況や愚痴を電話し合っています。


そしてつい半年ほど前のことでした。いつものように他愛のない話をしていたのですが、なんとこの姉が占いに行ってきたんだと言ったのです。


姉はいわゆる姐さんタイプでとても面倒見のよい人です。でも私と同じように占いなどはぜんぜん関係がない人です、だからこの話は意外なことでした。しかも超がつくほどの倹約家の姉が30分で9000円も払ったというのですから。


姉の悩みは詳しくは書けませんが、母となれば誰でも抱えるようなことでした。本人は鑑定後とてもスッキリしただけでなく、占い師の言葉に思わず泣いてしまったほどだったそうです。


「なんだか胡散臭いな~」と聞いていましたが「あの姉が占いとはねぇ」と思うとみょうに興味が沸きました、不思議なものですね。


その後しばらくしてなのですが、あろうことに今度は私が悩む番になったのです。私の今後の人生、将来について答えを出さなければならなかったのです。


でも、どうしても結論がでない。そして悶々と悩むたびに浮かぶのが、姉の話した占い師の話でした。


で結局、
「私もいっちょう占いの世話になってみるか!」
といった流れでした。

2.本当に驚きだったのです

私はすぐに姉へ電話をかけました。占い師の連絡先を聞いてみたのです。すると私の性格を知り抜いている姉からは
「占いはあくまでも助言だよ、決めるのはあんたよ、わかる、どうなの?」
といった忠告がありました。
しかし私は
「心配は無用よ!」
と振り切るように言ったのですが、もう誰かに聞いてもらいたい、いや誰かに決めてもらいたい。これが切羽詰まった私の本音でした。


さてその占い師なのですが、近所に住んでいる姉は対面で鑑定してもらえたのですが、訪ねるには遠い私の場合はチャットでの鑑定となりました。


しかし鑑定料は30分で12000円・・・
高い!
チャットでは割高になるのでしょうね。
支払いは前払いというので鑑定日を決め、さっそく振込を済ませ予約は完了。そして当日となりました。


占術はタロットでした。
私は
「今気になる男性がいます、この男性との相性、そして将来についてお聞きしたいのですが」
これだけをざっくりと伝えました。


すると私の名前と生年月日、そして相手の生年月日を聞かれました。いよいよ開始です。そして、これからが本当に驚きだったのです。

3.元カレへの未練でしょうか

占い師はなんと彼の特徴を次々に言い当てるではないですか。そして、
「貴方はこの彼以外の男性のことが、心に残っているのではないですか」
と聞いてきたのです。





図星でした。
彼以外の男性とは、元カレのことです。
「元カレと今カレ」どちらを選ぶべきなのか、これが私の悩みだったのです。


しかしなんでこんなことまでわかるのでしょう、なにも教えてもいないのに。私は驚き、そしてかなり動揺したのでした。


この強烈な一撃もあり話は一気に核心へ迫りました。今のカレと元カレ、どちらを選べばいいのか、ですね。


そして占い師の答えは今のカレを選びなさいとのことでした。


あっという間の30分間でした、私は占いというものをすっかり見直してしまいました。でも、これでスッキリしたわけでもなかったのです。


こうなったら別の占い師にもう一回占ってもらおうか、そして同じ結果が出たら腹をくくればいい。結論どころかさらに深みにはまってしまったのですから。


やはり元カレへの未練があったからでしょう。


こうして次の占いとなったのですが、こんどはネットで検索して見つけた30分2000円という格安のチャットで試してみたのです。占術はタロット、前回とまったく同じ質問をしてみたのです。


ただこんどは例の「貴方はこの彼以外の男性のことが~」が出ませんでした。少しガッカリした私は「じつは・・・・・」と元カレの存在のことを自ら打ち明けてみたのです。


すると結果は「元カレを選ぶこと」でした。


しかも元カレを選べば・・・、
「2年後に新しい家族が増える、だから仕事を辞めてでも彼の方を選択すべきです」
と断言されたのです。


私はいま42歳、会社では部下もいる中堅社員です。この年なので新しい家族については希望も期待もしていません。おまけに仕事も簡単に放り出すわけにもいきません。


だから結局この占いの結果についても白黒つけることも出来ず保留です。

4.これだけは言えそうです

以上、この2回の占いが私の体験のすべてです。おまけにこの話を聞いていただいている現在もまだ結論は出ていません。


占いの結果から言えば、現在両者は一対一の五分ですね。どちらの彼を選ぶべきかいまだ決めることができない私は相変わらず悶々としているわけです。


こうなったら、そう、3回目で決めるべきなのか。しかし「占いはあくまでも助言だよ、決めるのはあんたよ、わかる、どうなの?」と言った姉の忠告も忘れたわけではありません。


この先どうなることやら。
でも今、これだけは言えそうです。
占いにハマってしまいました。
ぜんぜん興味のなかった占いが、この先なくてはならないものになりそうです。



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