1.食事ものどを通らないくらい好き
はじめまして、現在2児の母をしているHNといいます。私が大学生だった頃の話、サークルの先輩に片思いをした話をさせてもらいます。
片思い、そう食事ものどを通らないくらい好きな男性と知り合ったのはこの時だけでした。
先輩との出会いは入学式の日のことでした。先輩は校内でサークルの勧誘をしていたのです。私は先輩に声をかけられると、そのまま入部してしまいました。これが出会いのきっかけでした。
サークルの新人歓迎会では私の隣に座ってくれました、いろんな話をしてくれたんですよ。
先輩はこの時3年生、ちょうどサークルの幹部の年でした。だからかな、こんな私でも何かと目をかけてくれました。校内ですれ違ったりすると気軽に笑いかけてもくれましたし。
私は女子高の出身だったので久しぶりに出会った男性が先輩でした。イケメンという顔ではないのですがクセもなく誰にでも愛される外見をしていました、そしてふざけて周りを笑わせてくれるムードメーカーでした。
そんな先輩を私はすぐに好きになりました。というか初めて声をかけられた時に、ひとめぼれをしていたのです。
2.先輩には彼女がいたのです
ただでさえドキドキしてしまうのに、先輩は私を見つけるたびにやさしく話しかけてくれました。食事ものどを通らないくらい好き、繰り返しますが私の恋心はせつなくつのる一方でした。
でも先輩には彼女がいたのです。彼女も同じ大学に通っていたのですが、二人は同棲していたのです。
彼女は違うサークルにいたので私は面識はありませんでした。先輩がたまにする彼女の話を聞いて作り上げた勝手なイメージがあるだけでした。
いくら彼女がいても、私はどうしても先輩をあきらめきれませんでした。でも2年も同棲している彼女がいるのに、いったい私はどうすればいいのやら。とても、とても毎日悩んでいました。
だからたとえ付き合うのは無理でも、せめて仲良くしてもらいたい。そんな風にあきらめようかと思ったこともありました、でも出来るわけがありません。私はとにかく少しでも長く先輩のそばにいようと思いました。
3.付き合うなってマジねぇよ!
私はさりげなく先輩と同じ講義を受講し、もちろん先輩の隣に座りました。先輩がバイトをしていたピザ屋さんに何度か通いました。この頃になるとお互いの連絡先も交換してあったので、相談したいことがあると言っては講義の間に一緒にお茶をしたりしました。
こんな努力がそれでも実ったのでしょう、私たちはかなり仲がよくなった、そんなトキメキを感じるようになってきたのですが。
それは合宿中のことでした。夜みんなで楽しくお酒を飲んでいたところ、酔った先輩にある先輩がこう聞きました。
「おまえたち仲いいけど、付き合わねぇの?」
隣にいた私は内心ドキドキしながら先輩の答えを待ちました。すると先輩はこう言ったのです。
「仲いいけど、こいつは妹みたいなもんで、付き合うなってマジねぇよ!」
いつものようにチャラけてみせたのでした。
私にだって空気は読めます、楽しいひと時を壊したくありません。私も笑って見せました、でも心はこなごなに砕け散りました。私にとっては、先輩のこの一言でフラれたのも同じでした。
告白もしていないのに終わってしまった空しさ、なさけなさ。無理だとは思っていたのですが、無理であるという現実はあまりにも冷たいものでした。
たぶん、思い切って告白しても結果は同じだったことでしょう。でも恋焦がれていた私の気持ちも知らないまま卒業しまった先輩。そしてもう会うこともない先輩のことを思うと、今でも胸がしめつけられるような思いです。
あの時の私にもっと勇気があったら、もしかしたらぜんぜん違う結果になったのかもしれない。そんな後悔を15年以上経った今でも引きずっています。
4.アドバイスですね
今、好きな人がいるあなたへ。
あなたの本心を伝える勇気を持ってください。言葉に飾りはいりません、素直な思いを口にすればいいだけです。その方が絶対にスッキリします、経験者が言うのですから間違いありません(笑)!
一度しっかりと「けじめ」をつけること。
結果はどうであれ明日からの新しい恋愛が、きっとあなたを待っています!
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