1.遠距離恋愛の始まりと終わり
彼とは大学生の頃に知り合い付き合い始めました。同じサークルで、優しいところに惹かれて好きになったんです。大学を卒業と同時に彼は就職のため地元を離れました、そして私たちの遠距離恋愛が始まったのでした。
でもいざ離れ離れになってしまうと、寂しがり屋の私は不安しかなかったのです。彼と会うたびに「遠距離なんて無理」とか「別れた方がいいんじゃないの」などといっては泣いていました。
もちろん「別れたほうがいい」なんてウソです。でも私がそう言うたびに彼は「俺たちは大丈夫だよ」と励ましてくれました。しかしそれから一年が経った頃でした、私は突然フラれてしまったのです。
私も彼も23歳の時でした。
「遠距離恋愛は俺だってに寂しいし辛いのに、いつも後ろ向きな事ばかり言っているおまえに疲れた。もうおまえが好きかどうか、わからなくなった」
と言われたのです。
2.これ以上彼に嫌わないために
私は彼だってずっと一人で我慢していたんだ、と今さらながら気づいたのでした。私は彼に甘えすぎていたんだ。
さんざん泣いて泣きました。そして辛すぎたことですが、フラれたことは受け入れることにしたのです。
でも彼との縁だけは、どうしても残しておきたかったのです。お願いだから、これからは友達としてでいいから、連絡だけは取り合いたい。そう素直に打ち明けると、優しい彼はOKしてくれたのでした。
もちろん私は復縁を願っていたのです。だからそれからの一カ月間はどうしたらまた元に戻れるのか、必死で考えました。
とにかくこれ以上彼に嫌われることだけはしないようにしよう。そして自分がもっと強くて思いやりのある人間になれば、再び彼は戻ってきてくれるかもしれないから。
だから、たとえ復縁は無理なことであっても、やれることをやろうと決意したのです。
3.どんなに彼が恋しくても
家の中にこもっていても思い出すのは彼のことばかり、これでは前に進めない。私は以前から気になっていた英会話教室に通い出しました。
もともと英語好きだったのですが、彼と付き合っている時は彼のことで頭がいっぱいで。通いたかったけど行動に移せなかったことでした。
そしていざ始めてみると、意外とこれが楽しくて。そんな毎日を彼に伝えると彼も喜んでくれました。彼にはちょっとした喜びや発見など、楽しかったこと・うれしかったことだけをメールで送るようにしたんです。
私が彼女だったころは毎日のように連絡をとっていましたが、もう友達になったわけですし。彼の負担にならないようにメールは月に2~3回ぐらいにしておきました。
それからもう一つ。どんなに彼が恋しくても、復縁したいとか未練がましいことは絶対に送らないようにしました。
そんな私のメールに対し、彼はしっかりと返信してくれたことがなによりも嬉しかったですね。
そして別れてから1年後、彼から突然「会いに行ってもいい?」と言われたのです。これには驚きました。そして、もちろん心のどこかには「期待」もありましたが。
久しぶりに会った彼は全然変わっていなくて、すごく嬉しかったです。食事をしたのですが、彼に言われました。
「今のお前とだったら、うまくやっていける。やり直そうか」
4.もし復縁したいなら
彼の方から復縁したいと言われたのです。期待していたとはいえ、まさか彼の方からとは。本当に信じられませんでした。
彼にこれ以上負担をかけたくない、嫌われたくない。そんなと思いからまずは私自身の毎日を楽しく充実させようと頑張りました。
ひとりになってもヤケを起こさず明るく充実した毎日を目指した私、友達になっても控えめながら彼を思う気持ちに変わりがなかった私。そんな私を見て、その思いも伝わり私の見方も変えてくれたんだなと思っています。
それに彼とはきのう今日知り合った仲ではありません。長い月日があったのです、お互いを知り尽くしているのですから。心のつながりは、切れることはなかったのでしょう。
もしフラれて辛い思いをしている人がいるなら「無理に諦める必要はないよ」と言いたいです。
もし復縁したいなら、まずは一人になって自分のできること・したいことに精一杯取組んで見てください。こんな時しかそんな時間もありませんしね(笑)。
その結果復縁できてもできなくても、人間的に一つ成長すればいいだけです。きっと新たな人生があなたを待ってるはずです。
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